過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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445: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/06(金) 23:01:38.44 ID:upW2heo+0
何故か他人事みたいなセリフが出てしまった後、俺は安堵から前かがみになり両膝に手を置いてため息をついてしまう。

ようやく安心できた筈なのに、なんだか疲れがどっと噴き出してくるような感じがした。現時点でこんな調子で今日一日

俺の身はもつのだろうか?…………そんな不安が頭をよぎる。このペシミスティックな思考…………いつもの自分だな。

大丈夫だ、問題ない。頭の中が元通りになったところで顔を上げると、やれやれといった感じで由比ヶ浜は俺を見てきた。

「な……なんだよ」

「い、いや?えっと……ヒッキーは相変わらず心配性だな、と思ったっていうか……」

「正直なところ、今の告白でさえ振られることを想定してたからな…………なんか今は拍子抜けしてるみたいだ」

「……さすがにこれで断ったらあたし悪い子だよ」

逆に俺のあまりに悲観的な思考に恐縮したせいなのか、由比ヶ浜はてへへと照れ笑いをした。


「いや……まぁ……お前は良い子だけど悪い子だからな、言っとくけど」

「……どういう意味?」

「由比ヶ浜は誰にでも優しいけど、そのせいで男子を勘違いさせるから悪い子ってことだよ」

俺なりにわかりやすく説明したつもりだったが、由比ヶ浜は首を傾げている。まさかこいつ…………。





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