過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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519: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/13(金) 00:55:25.49 ID:CYYoNZQK0
何故か結衣の声は大きくなって、首を激しく振って断られてしまった。何もそんなに強く拒否しなくてもいいのに……。

俺の表情が曇ったのに気付いたのか、彼女は慌てて言葉を繋げる。

「あ、いや、別に嫌とかそういうことではなくて…………ちょっとこれは自分で持っていたいっていうか……」

「……わかったよ」

ふむ。まぁ、確かに気持ちはわからんでもない。何か他人には預けたくない大切なものでもその袋の中には入っているの

だろう。それがなんなのか、まったく気にならないかといえば…………それもまた嘘になるんだろうけど。これ以上追及

されるのを避けたかったのか、先に結衣が口を開いた。

「待ち合わせの時間より少し早いけど……ヒッキーはまだ、買い物する?」

「いや、俺の方はもう必要なものは買ったからな。結衣の方こそどうなんだ?」

「あ、あたしも一通り見て回れたから、とりあえず今はいいかな…………」

「そうか…………じゃあ、いったん荷物を預けにいくか」

「うん」

結衣の方が荷物が多いので、俺はゆっくりめのペースで足を進め始めた。


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