過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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582: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/19(木) 22:05:46.96 ID:OKmaXPvV0
再び潤んでいく由比ヶ浜の目を見て俺は居たたまれなくなり、思わず少し身を乗り出してしまう。

「お前は何も悪くない。別に恋人同士ならそんな言葉を交わしたくなるのは不思議でもなんでもない。悪いのは…………

そんなごく当たり前の言葉でさえ返せない俺の方だ……」

そんなことを口に出している間に、俺の頭は自然と下に下がっていってしまう。俺の言葉が途切れると、今度は由比ヶ浜

が頭を上げてこちらを向いてあきれ混じりにこう言う。

「それは…………わかった、から……だから……あたしが……勝手に言うだけにする。ヒッキーが同じ言葉を返してくれ

なくても、別にあたしはいい」

「いや、それじゃあ駄目だ」

「え?」

「俺はあくまで由比ヶ浜結衣とは対等な立場でいたい。それに…………一方的な関係はやはりいつか破綻する。俺は……

お前との関係を……そんな形で壊したくはない」

俺の言葉に対し由比ヶ浜は怪訝な顔になり、当然湧く筈の疑問を口にする。

「壊したくないって…………今、ヒッキーが……自分から壊そうとしてるんじゃん……」

「……そうだよ」


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