過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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682: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/02(水) 20:04:01.59 ID:lvwBCCDU0

「だとして…………。結局のところ、あんたは……結衣の気持ちに……応えるつもりがあんの?それともないの?」

その質問に対する答えはもうとっくに決まっている。たとえその応え方が、由比ヶ浜結衣の望むものすべてを満たすもの

ではなかったのだとしても。

俺は逸らしていた目を戻し、三浦を真っ直ぐ見据えてハッキリ聞えるように一度息を吸った。そして、


「俺は…………ある。由比ヶ浜の気持ちに応えるつもりが」


「そ。なら、いいんだけど」

三浦は少し声のトーンを上げてそう言い、少し安心したのか横を向いてふぅっと息をついた。彼女の反応に、俺も肩が

少し下がる。もうこのままさっさとお引き取り願いたかったので、俺はダメ押しとばかりに三浦への説得を続ける。

「とりあえず明日まで…………いや、今日の夜でもいいんだが……待っていてくれないか?その時になれば、たぶん由比

ヶ浜は話してくれる筈だ。もし本人が話さないようなら、その時は俺が直接話す」

「ほんとに?そんなすぐ…………解決するような……話せるような問題なわけ?」


三浦の反応は俺が思ったようなかんばしいものではなかった。むしろ、さっきの怪訝な表情に後戻りしてしまった。よく

考えてみたら、そもそもそんな簡単な問題ならば俺も由比ヶ浜に対してこんなことをしてはいないわけで、三浦がそういう

心配をするのも別に不思議な話ではなかった。しかし、今彼女にその問題のことを直接話すわけにもいかない。何か

わかりやすく伝える方法はないものだろうか。


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