過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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838: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/20(日) 00:19:01.02 ID:tpDvOo3h0
「とりあえず、それはわかったが…………お前はいいのかよ?その……俺に枷をはめなくても」

「私もそうしたいのはやまやまなのだけれど…………先に由比ヶ浜さんにガッチリと枷をはめてもらってからでも遅く

はないのではないか、と思って……」

「そうですか……」

今は自分から言い出したとはいえ、いつも通りの物騒な言葉の応酬に俺はため息まじりに答えを返す。雪ノ下は何故か

こちらを覗き込むようにして俺を見つめ、催促するような表情でつぶやく。

「私は、むしろあなたの方こそ――――」

そこまで言いかけて、ハッとして彼女は目を逸らして前に向き直り、うつむき加減になってしまった。俺は少しだけ思案

して、彼女の真意を理解すると自然に口から言葉が出始めていた。


「雪ノ下。俺はお前に改めて言いたいことがある――――」


次の瞬間、俺の唇に雪ノ下の白くて細い人差し指が触れられ、続きの言葉を封印されてしまう。そして、彼女は笑顔で

こう言葉を返した。


「比企谷くん。そういうことは由比ヶ浜さんとの関係に決着をつけてからにしなさい」



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