49:1[saga]
2013/08/02(金) 18:57:43.40 ID:yf8Ne8Sg0
―そして数日後、いつものように私達は、魔女の結界が出来た場所へと向かっていた―
ほむら「……そういえば、巴さん。
ちょっとあなたに聞いておきたいことがあるのだけど……」
マミ「何かしら?」
ほむら「ここ最近、私達がこの街で遭遇してきた魔女達は、今までに私が倒してきた魔女とは違って、何というか……。
まるで、あなたの変身後の大きさに合わせたかのように巨大な魔女が多いように思えるのだけど……。
ここでは、前からそうだったんですか?」
マミ「いえ、魔女があんなに大きくなっているのを見たのは、私もあの時が初めてよ」
ほむら「そうですか……。
それなら、そのことの原因について何か心当たりはありますか?」
マミ「私もはっきりとは分からないのだけど……。
多分、彼の仕業に違いないんじゃないかしら?」
ほむら「なるほど、そうですね……」
―その時、私達の会話に合わせたかのようなタイミングで、インキュベーターがやって来た―
キュゥべえ「やぁ、巴マミ。
それと、暁美ほむら」
マミ「まさに噂をすれば、という感じね。
……それで、何の用かしら、キュゥべえさん?」
キュゥべえ「今日は君達に、役に立ちそうな情報を持って来たんだよ」
ほむら「一体、何の情報?」
キュゥべえ「今、この街に現われている魔女の居場所に関する情報だよ」
マミ「あいにくだけど、私達は既に魔女の結界を見つけて向かっているところなの。
わざわざ来てくれたのに申し訳ないけど、どうやら無駄足だったんじゃない?」
キュゥべえ「いや、待ってくれ。
君達が見つけた魔女は、一体だけだろう?」
ほむら「もしかして、この近くで一度に二体の魔女が現れた、ということ?」
キュゥべえ「そういうことになるね。
まぁ、正確に言うともう一体の方は、まだグリーフシードが孵化しかけている途中の段階だったはずだけどね」
マミ「……そう。
でも、同時に二か所で魔女が現れるというのは、別に珍しいことではないと思うのだけど……。
あなたがわざわざ知らせにくるということは、何かあるのかしら?」
キュゥべえ「察しがいいね、巴マミ。
今回の魔女の結界には、君達の知り合いが取り込まれているんだ」
ほむら「何ですって!?
まさか……」
キュゥべえ「おそらく君の考えている通りだと思うよ、暁美ほむら。
二つの結界の中には、それぞれ、鹿目まどかと、美樹さやかがいるんだ」
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