過去ログ - モバP「事務所でみんなの交換日記」
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516: ◆VVUrtNVNRY
2013/10/29(火) 22:45:59.27 ID:hh4v2Ngho
 ・ ・ ・

 ――数十分後

楓「……すぅ」

瑞樹「むにゃ……ふふ」

P「思ったより早く沈んだな……いつから始めてたんですか?」

志乃「いつって…多分夕方ぐらい?」クイ

P「まだ普通に他の人いるじゃないですか…節度を持ってと言ってるのに、全く」グイ

志乃「あら…いい飲みっぷり」

P「別に酒が弱い訳じゃないですからね。仕事で疲れてるから余計に進みますよ」

志乃「うふふ……そこは、アイドルに囲まれてるから、といってほしいわね、プロデューサーさん?」

P「……否定はしないでおきます」

志乃「あら…意外と純情なのね。可愛いわぁ」ナデナデ

P「ワイン片手に頭を撫でないで下さいよ」

志乃「あらぁ…私にとっては、Pさんも子供よ?」

P「バカにしてるんですか?」ムッ

志乃「勘違いしないの。ふふ……子供だから尊敬してるのよ。有りのままに強く生きるあなたが、鮮やかに映るわぁ」

P「……そういうものですか」ゴク

志乃「ええ。そういうもの。人を動かすのは、いつも純粋な感情。…Pさんにしかない、綺麗な血。それを飲めば私も若返るのかもしれないわね、うふふ」

P「どこぞの吸血鬼のような事を……いや、その綺麗さは吸血鬼とでも言うべきですかね?」

志乃「あら、嬉しいわ。……でも、血を吸うのはPさんの方からでも良いのよ、ふふ」

P「俺がですか?」

志乃「この前言った事…記録にされていた文字、読んだのよね? ……じゃあ、飲み比べしたらどう?」

P「飲み比べって…」ピク

志乃「私の唇? それとも楓の首筋? ……ふふ、あなたが娘達を統べるのなら、味を知っておくのも悪く無いと思うわ……」

P「…やっぱり酔ってますよね、志乃さん」チラ

志乃「そう言いながら、視線はどこを向いているの?」クス

P「うっ」ドキ

志乃「ふふ…いいのよ、どこを見ても。今の私の血肉は、あなた同然のなの」

P「……はあ。敵いませんね」

志乃「それでいいの。子供でいるからこそ、私は私でいられるようなものだから」コト

P「……志乃さん?」

志乃「ちょっと進み過ぎたみたいね。少し休ませてもらうわ。……ふふ、そうなったら起きているのはPさん一人ね」

P「ちょっと志乃さん、いきなり何を――」

 グイッ!

志乃「…体を温めるのはお酒じゃないわ。…少し、Pさんの温度を借りるわね。…うふふ、お礼なら寝ている間にね?」

P「し、志乃さ……って、寝るの早いな」


 シーン…


P「……はあ。俺もまだまだ子供ってことなのか」

 [おわり]



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