過去ログ - 人織「安価で零崎復興?」伊織「零崎を始めましょう!」
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159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/10(土) 00:26:12.90 ID:rfWYjp0G0
だが、津屋巻は

「うふふ……。ここまで頑張ったご褒美が貴女だなんて……。神様もなかなか粋な計らいをしてくれるわね……。うふふふふ……♪」

笑った。

「いくらなんでもねー……。やっぱり最後は可愛い娘に抱かれて死にたいわ……」

舞織は「自殺志願」を津屋巻に向ける。

「先に言っておきますね。私は貴女の肺を鋏で突き刺して殺します。抱きつけたりは出来ないですよ」

しかしそれを意にも介さずに、津屋巻はゆらりと一歩前に進む。

「うふふふふ……♪」

その表情は何故か恍惚としていた。

「こ、これ以上近づいたら刺しますよ!?」

「ならそーしてちょーだい」

ゆらり。

うふふふふ……と、彼女は微笑みながら舞織に近づいて行く。

舞織にはわけが分からなかった。

何故この女は今から死ぬというのに。最後まで希望もないまま死ぬというのに。

何故この女は嬉しそうなんだと。

気付けば舞織は後ろに一歩後退していた。

相手は指を失い何も驚異となる物を持っていない人間。

こちらは武器を持った鬼。

下がる要因など何処にもない。

さっさと自分から近寄って殺せば済むのだから。

だか、舞織にはそれが出来なかった。



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