過去ログ - 人織「安価で零崎復興?」伊織「零崎を始めましょう!」
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172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/21(水) 19:09:15.02 ID:8QVWWFGE0
「うふふ……♪」

津屋巻は『自殺志願』の刃を自分の手の平に付着した血で赤く染めている。青ざめた顔に笑顔を貼り付けながら。


舞織には津屋巻の行動が理解が出来なかった。

自身の死を未来を目の前にして笑えるという心境が。

確かに2人目の兄は死を目の前にしていても、最後まで笑っていた。

彼の性格からしても有りえない話でも無い。

しかし、彼の場合は予てからの彼のささやかな願いが叶ったという状況下の話であった。

いくら彼が日頃から生に対しての執着心がなかったとしても、果たして、普通に殺しあって惨めに殺されたとしても笑っていられたであろうか?

その点津屋巻は零崎にもなれず、ほんの少し前まで話していた人間に惨めに殺されるという状況である。

津屋巻ここに来てからは自分のしたいことは何も成せていないのだ。

それにも関わらず彼女は、まるで何かを得たような、充足感に溢れた表情を浮かべていた。

まだ、殺人経験も少なく、そこまで多くのぶっ飛んだ人間に関わってこなかった舞織にはその行動全てが理解が出来ず、津屋巻の一挙一動に、何故か恐怖を感じた。




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