過去ログ - 世界が終わる前に考えた、いくつかのこと
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◆DmLHJ6FzMs
[saga]
2013/08/02(金) 15:22:32.52 ID:p/27QdiH0
ところどころ、というか玄関に入ってすぐ穴が開いていた。
穴と言っても、手のひらサイズのものがぽつぽつとだ。
そして付け加えると、全く人工的なものではなかった。
正しく言うならば、空間に穴が開いてるって感じかな。
「先輩。私のお気に入りのサンダルが吸い込まれました」
「無念だよ。買い直すか適当に僕の靴でも使っていいよ」
「いえ。あれは唯一無二の存在です。他にはありません」
この前商店街で買ってきたって言ってたじゃねえかよ。
僕もお腹が空いていたのでそそくさと台所へ移動した。
しかし、冷蔵庫の備蓄たちは昨日、消費したんだった。
「暑いし、ちょっと休憩してから何か買いに行こうか?」
「はい。お腹が空けば、できることもできなくなります」
「できること、か。僕は、僕を変えてみたかったんだ。
でも、そのチャンスはもうないんだよな。少し悲しい」
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