12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/03(土) 01:04:59.18 ID:ISLZlb1Q0
魔王「というわけで私たちに害はない。だからここで戦うのも、自国に戻って王にこの居場所を報告するのもやめてほしい」
勇者「勝手なことを!!魔王の言うことなど信用できるか!!
いまは戦力がなくとも、10年後100年後にどうなってるか分からない!
ここでお前を見逃したら、いつかきっとまた人類は蹂躙される。そんなこと許すわけにはいかない!!」
竜人「まあまあ落ち着いて……」
魔女「勇者こわーい」
勇者「なんの非もない人々が家を焼かれたり、食い物にされたり、ひどい有様だったと聞く。そんな非道を平気で行う魔族を、先代勇者が打ち砕いたのだ。
そして世界に光が戻った。また絶望の闇の中に落とすわけにはいかない。
ここで魔王を殺す、それが俺の勇者としての役割だ」
魔王「先代魔王がしたことは謝ろう。でも私たちは全く別の意志をもった魔族だと思ってほしい」
勇者「信じられるわけあるか!」
魔王「……分かった。じゃあ一日だけ時間をくれるか?勇者くんよ」
勇者「なにをするつもりだ……?」
魔王「明日私たちの村を案内しよう。勇者くんは海を渡ってすぐ城に着いたから、魔族たちの生活している様子を見てないだろう」
811Res/577.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。