過去ログ - 幼女「待ちくたびれたぞ勇者」
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766: ◆TRhdaykzHI[saga]
2013/10/23(水) 00:33:34.94 ID:QcYhGkyeo



そうそう、俺の背丈もやっと以前くらいの高さの戻った。

これで誰にもちびっこだのチビスケだのと馬鹿にされずに済む。全くなんだったんだ、あれは?

もう時の女神に会うことはできない。あの剣はなくなってしまった。

俺を保護してくれたあの農夫にも聞いたが、俺のそばにあのとき剣など落ちてなかったらしい。

だから何故魔王も俺も生きているのか、真相は永遠に闇の中だ。

まあそのうち分かる時がくるだろうと楽観的に考えている。



魔王も出会ったときと比べると随分成長した。

俺の肩と自分の頭のてっぺんに手のひらを合わせて比べては、満足げに笑う。

もうそんなことを20回くらいされた。どんだけ背が伸びたことが嬉しいんだよ。


ああ、俺と魔王がいま何をしているのかを書いていなかった。

俺たちは……―――。






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