11:>>10訂正[saga]
2013/08/03(土) 14:39:25.99 ID:wFK3WtBAO
P「だけど、怖いんだよ。このまま寝るのが。永久の闇に落ちていきそうで」
藍子「……なら、私が手を掴んであげます」
P「え?」
藍子「ずっと、ずっと。手を繋いであげます。そばにいるって伝えるために」
P「そうか……。なら、怖い事はないな」
藍子「ええ。今までずっと、そうしてきたんですから」
P「ああ、そうだな。なんだか安心したよ……」
藍子「ゆっくり休んで下さい。私は、ずっとあなたのそばにいますから」
P「ありがとう。藍子」
藍子「はい」
P「ずっと、愛してるよ……」
藍子「はい、私も……。私の居場所は、あなたの隣だけですから」
風が風鈴を鳴らす中、2人は静かに永久の眠りにおちた。
互いの手を繋いだまま眠る老夫婦の顔は、安らぎに満ちたものだったという――。
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