過去ログ - 男「んぁ?ここは・・・」 犬娘「に、人間!?」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/05(月) 10:22:46.59 ID:i/9Jk9SR0
ー犬娘の家ー
犬母「まったくあの子ったら・・・」ハァ 

男「あ、犬母さん!犬娘は大丈夫なのか?」

犬母「あら男君。待っていてくれたのね。ええ、あの子は平気よ。何の問題もないわ」

男「そうか・・・」ホッ

犬父「それにしてもすまなかったね、男君。あの子も重かっただろうに、ここまで運んでくれて」

大狸「ワッハッハ!やはり、儂の見込んだ通りじゃのう!」ヒック

男「いや、そんな大層なことはしてないよ」

犬父「いやいや、出会って間もない妖(ひと)の為にあそこまで頑張れるというのは美徳だよ。君はとてもいい青年だ」クイッ コクコク

犬母「あなた、あまり飲み過ぎませんように」

犬父「あはは、分かっているよ。まだお猪口に2杯だ。まあ、そろそろ止めるがね」

大狸「何じゃ。もう終いかの?ならば男、お主はどうじゃ?」ドン!

男「いや、俺は未成年・・・だが、どうせ夢だ。頂こう」

大狸「ワッハッハ!話が分かるのう!」トクトク

犬父「ところで、『夢』とは?」

男「ん?いや、今のこの状況だよ。大学受験を明日に控えた俺の脳がせめてもの慰めに見せる夢だろうな、って」クイッ 

犬母「それは・・・」

男「まー、こんな不思議な体験、現実には有り得ないだろうしな!夢の中で、夢であることを把握するのって何て言うんだっけか?白昼夢?は、違うよなー」

犬父「あー、男君?」

大狸「・・・!」プルプル

男「ん?どうしたんだ?皆揃って妙な顔して」キョトン

犬父「ここは、紛れもなく現実だよ?」

男「はい?」

犬母「確かに、あなたの世界では起こり得ないことでしょうし、夢だと思い込みたくなる気持ちも分からなくもないけど・・・」

犬父「ここはちゃんと『現実』の世界だよ?」

男「・・・え?」

大狸「ワァーッハッハッハ!!こ、これは面白いぞ男!!」バンバン!


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