過去ログ - 男「んぁ?ここは・・・」 犬娘「に、人間!?」
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508:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/27(日) 22:13:45.93 ID:AbqbfId00
子供達『???』ポカーン

狸侍女「お父さんが、沢山遊んでくれるそうですよ」

子供達『ほんとー!?』

男「ああ。お引っ越しの準備もあるけど、時間が空いているときは、一緒に遊べるぞ?」

子供達『やったーー!』ワー!

犬女「あはは。良かったねー、皆」

子供達『うんー!』

カチャカチャ パクパク

犬女「・・・そっかあ。ついに、人間の世界に・・・」

狐女「この数年間、長いようで、短いようで・・・」

狸女「あまり、実感が湧きませんわね」

狸侍女「でも、本当なのですね」

鬼女「ああ。やっと、私達の夢が、動き出したな」

男「うん。人間と妖族が、共に生きてゆける世界へ。この子達の世代では、きっとそうなるように、頑張るよ」

犬女「勿論私達も一緒ですよ?」

狐女「そうね。ずっと一緒だわ」

狸女「ええ。あの日、誓いましたものね」

狸侍女「あなたに、ずっと付いて行くと」

鬼女「ああ。決して離れはしないさ」

男「うん。皆のおかげで、今の俺があるんだ。この子達が、きっと人間と共に暮らせていける世界にしてみせる。・・・だから、皆。これからも、俺に付いてきてくれ!」

女衆『はい・・・!』








この時から更に数年後。男、犬父、大狸等による二世界間を繋ぐ『穴』の仕組みの解明により、両世界間の行き来は簡易となり、貿易や留学から始まった交流は、ついに正式な条約を持って締結された。

テストケースとして、人間界で暮らすことになった男達一家の協力が、国交樹立の大きな手助けとなったのだ。

そして、互いの文化の交流により、両世界はこれまで以上の繁栄を見せた。

二つの世界が、手を取り合い、助け合う世界。

人と妖族とが、手を取り合い、生きていく世界。


その新しい世界を作り上げていった男と、彼を愛し、理想を共にした女達。

彼等が作り上げた、新しい世界。

そこに生きる、彼等の子供達の毎日。

次なる世代を生きる者達の日々。

         
 







         
          それはまた、別のお話し


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