過去ログ - 【艦これSS】或る鎮守府の短篇集【なのです!】
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[saga]
2013/08/11(日) 14:17:52.37 ID:sZenTNiDO
【びっく7さんなのです】(※1)
長門「ん?どうしたんだ? 鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして?」
提督「い、いや、だって、その……、なぁ?」
利根「狙っておったのは扶桑型なのに、尽くその上を行かれたら普通に驚くと思うぞ」
足柄「悪かったわね、私だけ下で……」
提督「いや、一言もそんな事は言ってないからな?」
長門「ふむ、よく分からないが、この鎮守府はまだ中小の鎮守府なのか?」
翔鶴「まあ、そんなところですね。 オヒサシブリデス、ナガトサン」
長門「ほぅ、翔鶴も居るのか。赤城は居るのか?」
翔鶴「いえ、赤城さんはまだうちには……」
長門「……なるほど、大体分かった。暫く私は動かない方が良いのだな?」
提督「理解が早くて助かります」
長門「なに、最近、手軽なレシピが出回っているせいか、鎮守府を何軒か破産させてしまったからな。それに、聯合艦隊旗艦が颯爽と先陣を切る時代でもあるまい」(※2)
提督「出て来て戴いたのにすいません」ペコペコ
電「司令官さんが頭を下げてるのです」
足柄「あれが聯合艦隊旗艦の風格なのね……。ミナライタイワ」
(※1)ビック7
ワシントン軍縮条約により保有を認められた戦艦の内、41センチ(又は16インチ)砲を積んだ7隻の戦艦こと。
日本の長門型(2隻)、アメリカのコロラド級(3隻)、イギリスのネルソン級(2隻)が当てはまる。
ネルソン級の姿は変態紳士イギリスの代表例とも言えるので一見の価値アリ。
(※2)颯爽と先陣を切る時代でもない
日露戦争までは総大将が前線に出て戦う事はよくあった。
が、戦争の規模が地域が限定されたものから世界大戦へと発展し、電信・無線技術が発展すると、
総大将は後方から指示だけ飛ばし、前線に出ない形に変貌していった。
現場特有の狭窄に囚われず柔軟な視点から作戦が立てられるなど、メリットも大きかったのだが、
明治の先例に倣い、前線指揮型の戦術に染まりきった当時の海軍では、その利点を生かしきることは出来なかった。
この点、アメリカは柔軟で、情報を重視し、綿密な戦略を練った結果、序盤の苦境をはねのけ、日本を敗戦へとおいやった。
時代に即時対応できた者と、出来なかった者の差があの結末なのである。
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