11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/04(日) 18:29:59.98 ID:J9Yav5ZU0
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―――怖がるのは恥ずかしくない 最初だから―――
モバP「御免よ、ほたるちゃん。騙すような形になってしまって」
廊下へ出るなり、お花屋さんは頭を下げてきました。
それを見てようやく解ったのです。
この方はとんでもない嘘吐きなのではなく――
ほたる「あなたは、いい人ですね」
ただ勇気がなかっただけなんだって。
私が疫病神と呼ばれていた事を、ずっと言い出せなかった様に。
ほたる「……もう一度、やり直しましょう。
……笑顔……むずかしいですね……」
私はお花屋さんの両手を、包み込みます。慈しんで。
モバP「ほたるちゃん。君は僕があまり気付きたくなかった本性に、気付かせる行動をとるね。
……いや。僕は今まで自分の事をお人好しなだけの、仕事向きでない家庭的な人間だと思っていたのだけれど……」
例え苦手であっても、それが出来ない訳ではありません。
私はいつも笑顔の練習をしています。
しおれていても……花は花ですよね。
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