51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/04(日) 19:04:42.73 ID:J9Yav5ZU0
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SOS SOS 私は今 ドキドキする程 大ピンチです。
備品の在庫管理をしようと、私は倉庫の扉へと手を伸ばしたのですが……。
モバP「ほたるちゃん、もう十分身体はほぐれたかな?
本当は何年かかけて準備をしていた方が良いんだろうけれど」
ほたる「はい、怖いですけど……覚悟を決めましたから」
この声は……ほたるちゃんとプロ太郎さんですね。
こんな人気のない場所で二人して何を?
プロ太郎さんは所長の愛人枠入社との噂もありますし、あまり好ましい人ではないんですよね。
モバP「無理だと思ったら、直ぐに止めるからね」
ほたる「いえ、最後までお願いします。―――経験しておけば、もっと激しいダンスも出来るはずです。
綾瀬さんからアドバイスを頂きましたし」
穂乃香さん! 貴女は良識のある方だと信じていたんですよ。
いたいけな少女に対して男性経験のアドバイスって、何を考えているんですか!
――いえ、真面目で不器用な穂乃香さんであるが故の過ちなのかもしれません。
艶のある表現を求めて思い悩んだ挙句、実体験が不可欠だとの誤った結論にたどり着いてしまって……。
ほたる「あっ……あっ……くぅ〜〜、い、痛いです」
モバP「やっぱりまだ無理だよほたるちゃん」
プロ太郎さんもプロ太郎さんですよ! そこは断るのが大人の対応です。
中学生には早すぎますよ、私もまだ経験ありませんし。
それにしてもプロ太郎さんは随分手馴れているような……。
ほたる「大丈夫です。でもプロデューサーさん、もっとゆっくりと押し込んでみてください」
モバP「ほたるちゃん、もっとゆっくり大きく息をして。その方が負担が少ない筈だから」
ハッ 私は恐ろしい事実に気が付いてしまいました。
ひょっとしてプロ太郎さんというのは所長の愛人ではなく、実は男娼なのでは?
よその事務所では恋愛禁止令を出された女優達へ、性欲処理の為に男娼をあてがうとの話がゴシップ記事に書いてありました。
うちではその様な禁止令は有りませんが、末席とは言え立派な芸能事務所です。
その様な口外できない人間を囲い込む可能性は十分にあります。
ほたるちゃんは、身近な男性としてプロ太郎さんへと相談をした。
プロ太郎さんはお仕事の依頼だと受け取って、ほたるちゃんへの対応を行った。
そう、これは不幸な事故だったんです。
ほたる「ひぎぃ! くっ、あ はぁ〜〜……。
ふぅー ふぅー プロデューサーさん……ありがとうございました」
あ、ああ、もう手遅れなんですね。ごめんなさいほたるちゃん。
私がもっと早くプロ太郎さんの正体に気が付いていれば……二人を引き離す事も出来たのに。
ごめんなさいほたるちゃん。本当にごめんなさい。
ほたる「翌日、事務員の岡崎さんがJPYシンデレラプロダクションを退社されました。
自分を見つめ直す為に、世界一周の旅へと出られるそうです。
一回り大きくなって戻られる事を願っています」
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