過去ログ - ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」【2スレ目】
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/11(日) 21:58:52.67 ID:emM1lkro0
ー 全ての事情説明後 ー


曽根「なるほどね……。一度逃げ出した事を気にしてるのか……」

木田「気休めを言う訳ではないが、君ぐらいの年齢ならその選択は当然の事だと思うが。俺たちだって同じ立場だったらきっと逃げてるだろう」

曽根「街に関しても君が責任を感じる事じゃない。全ての責任は使徒とネルフにあるからな」

木田「君はよくやってくれてるよ。俺たちの想像以上に。使徒を二体も倒してる訳だからな」

シンジ「でも…………」ゴシゴシ……

曽根「まあ、そこら辺は気にしない方がいい。少なくとも君の責任じゃあないさ。それよりも、問題はネルフの方だな……。まさかそこまで非道いところとは…………」

木田「俺たちが考えていた以上に、ろくでもないところだったみたいだな。……それについては深く同情するよ」

曽根「……個人的には、君はもう逃げてもいいと思うんだが、それはしたくないという事なんだよな? 綾波レイの為に」

シンジ「為と言うより……僕の責任ですから……」

木田「……君の責任、と言うのもまた違うとは思うが……。しかし、行くも叶わず、退くも叶わずという状況だな。ずいぶんと難しい」

シンジ「どうすればいいでしょうか、僕……」

曽根「そうだな…………とりあえず君のお父さんに頼んでみるのが一番だろう。外国に行ってるとは言え、電話は出来るはずだ。親の七光りと言われるかも知れんが、この際、手段はどうでもいいだろ?」

シンジ「あ……でも……。携帯、僕、壊しちゃったから……」

木田「番号は覚えてるかい?」

シンジ「えと……はい」コクン

木田「それならここから少し行ったところに喫茶店がある。そこは使徒の襲撃を受けてないから無事だ。そこの公衆電話を使うといい。俺の携帯を貸してもいいんだが、知らない番号からだとまず出てくれないだろうからな」

シンジ「あ……でも……その…………」

曽根「ん……? ああ、そうか。君一人でこんな時間に喫茶店に入る訳にはいかないか。ちょっと待ってろ。隊長に掛け合って、少しだけ時間をもらってくるから」

シンジ「あ……あの……えと……それもあるんですけど……その……」

木田「……? ひょっとして電話をかけるお金がないとかか? それぐらいなら出してあげるが……」

シンジ「え……でも…………それは悪いです……」

曽根「気にするな。前も言ったが、これは親切の押し売りってやつだ。俺たちがそうしたいんだから、君が遠慮する理由なんてないさ」

木田「じゃあ、少しだけここで待っててくれ。すぐに戻って来るから」

シンジ「あ……あの…………」

曽根「ん?」

シンジ「二人とも、本当にありがとうございます」ペコリ

曽根「気にすんなって」ニコッ

木田「大した事じゃないさ」ポンッ


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