17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/07(水) 06:43:16.78 ID:7EAEzC5fo
  
 「ふふふ〜ん〜」 
  
 「………………」 
  
 お母さんがいる 
  
 ほら、物語は壊れた! 
  
 「お母さん、ありがと!」 
  
 思わず私は満面の笑みでそう口走ってしまった 
  
 「な、何よ急に……」 
  
 「えへへ」 
  
 本当にありがとう、 
  
 これほど感謝したのはもしかしたら―― 
  
 「部屋に戻ったなら荷物も持っていけば良かったのに」 
  
 言葉が消えた 
  
 思考が消えた 
  
 お母さんは何を言っているんだろう? 
  
 「部屋に……戻った?」 
  
 「?」 
  
 そんな分からないなんて顔しないでよ 
  
 私の方が解らないよ 
  
 「お、お母さん」 
  
 「ん〜?」 
  
 「一緒に来てくれない?」 
  
 お母さんの手を強引に引いて部屋へと向かう 
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