過去ログ - P『アイドル』
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123: ◆HgkJUSBcWabN[saga]
2013/08/16(金) 02:18:35.62 ID:25VXPygI0



やりきった。

これが、私がアイツの前で実力を見せ終えた時に感じた気持ちだった。

確かに完璧とまではいかなかった。でも、上出来だ。

すぐさまアイツの負け言が聞きたくて、それに改善点を求めるために評価を求めた。


―――……評価については後で話す。次、やりたい奴はいるか?


何を言われたのかわからなかった。

私の実力が予想外に高すぎて悔しかったから後回しにした?……違う。

アイツの表情は全く変化していない。まるで、元からこうするつもりだったみたいに。



予想していた衝撃が来なかったからか、急に強張っていた体から力が抜けた。

そして同時に、何を言われるのか?どんな評価をされるのか?というプレッシャーに襲われた。

アイツはこんな私の様子に気が付いているだろう。でも、表情を変えない。

……まるで、私を試すかのように。

わからない。アイツの考えも、正体も、何もかも……



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