137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/22(木) 00:01:19.77 ID:FOBDibKCo
<正直、結果はわかっていたんですけど>
妹友「あたしもお兄さんの仲間なんです」
兄「兄貴のことが好きなんだね」
妹友「はい。男性として好きです。多分ずっと小さい頃から」
兄「やっぱりそうか。てか全く俺と同じ状況じゃんか」
妹友「そうですね。ふふ」
兄「(泣き笑いか。見ててつらくなるな)何でおまえの兄貴とうちの妹との仲を取り持っ
たりしたの?」
妹友「それは、前にお話したとおりなんです。お兄ちゃんはあたしが妹ちゃんを家に連れ
て来るうになった頃から妹ちゃんが好きだったみたいです。まだ三人とも中学生だった
頃なんですけど。それからずっとお兄ちゃんは妹ちゃんに片想いしてたんですって」
兄「それおまえの兄貴から聞いたの?」
妹友「そうです。実は二ヶ月前くらいなんですけど、お兄ちゃんに話しがあるって言われ
て。で、聞いてみたら妹ちゃんが好きなんで何とかならないかって」
兄「(情けない兄貴だな。自分で告白くらいしろよ。何で妹なんかに頼るんだよ)それで、
おまえが兄貴のためにうちの妹との仲を取り持ったっていうわけか」
妹友「ええまあ」
兄「おまえは平気だったの? 兄貴のために妹との仲を何とかするなんてどういう罰ゲー
ムだよ」
妹友「それは平気なわけないです。お兄ちゃんが部屋から出て行ったあと一晩中声を出さ
ないようにしながら泣いてました」
兄「それが普通だよな。好きな相手に彼女を作る手助けをするなんて」
妹友「ただ、一方でこれでよかったんだっていう気持もありました」
兄「どういうこと」
妹友「兄妹の恋愛なんて叶うはずはないし叶ったとしたって幸せになれるわけはない」
兄「・・・・・・」
妹友「あたしはそう思っていましたから。だからもう終わりにしようって思いました。妹
ちゃんがお兄ちゃんの彼氏ならかろうじて祝福できる。妹ちゃんのことは大好きでしたし。
そしてお兄ちゃんとは仲のいい兄妹でいようって思いました」
兄「そうか」
妹友「だからあたしは妹ちゃんを呼び出して、お兄ちゃんが妹ちゃんのことを好きなこと
を伝えたんです。正直、結果はわかっていたんですけど」
兄「わかっていたとは?」
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