188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/24(土) 22:13:35.58 ID:nBTZ81oYo
妹「・・・・・・そもそも女さんと兄友さんの二人には何があったの」
兄「兄友が後輩の女の子と女と二股かけていてな。そんで後輩ちゃんが妊娠したって嘘を
ついて、焦った兄友が追い詰められて女を振ったってことだな」
妹「本当なのそれ?」
兄「さあ。俺が直接見たわけじゃないしな。そんで俺もおまえとその、まあ何だ。振られ
た者同士慰め合っているうちに付き合おうかという話になって」
妹「そうだったんだ」
兄「だけど妊娠は嘘だったらしいよ。だから、兄友が本気で謝れば女だって一度は好きだ
った男のことなんだからさ、兄友のことを許しても不思議じゃねえよな」
兄(女の話も嘘だったのかもな)
女『これで兄友に罪悪感とか感じないで自分の気持に素直になれるから』
女『兄友のことを、あんたへの気持を忘れるために利用したから』
女『あんたが好きだったの』
女『あたしはどうしたらよかった? 妹ちゃんしか見えていないあんたに玉砕覚悟で告れ
ばよかったの? それともずっとあんたに片想いし続ければよかったの?』
女『あたしさ。あんたのことを諦めようと思ったとき、兄友に告られてさ。自分を変えた
かったこともあって兄友と付き合ったの』
女『うん。でも、あんたのことを忘れたことなんかなかった。というか、忘れるために付
き合ったのに、一々いろいろ兄友とあんたのことを比較しちゃってさ。いつまでたっても
あんたを忘れられなかった』
女『信じられない? 兄友に振られてからあんたに告ったのは確かだけど、昔からあんた
のことが好きだったのは本当だよ』
兄(あの言葉自体が甘い嘘だったのかもな。振られた自分を救うために、最初から兄友な
んか好きじゃなかった、本当に好きだったのは俺だったって自分に言い聞かせていたのか
も)
兄(女とは昔から悪友だったから、そういうことがあっても不思議じゃねえもんな。だか
ら女の言葉を俺は疑わなかったし、女も自分にそう言い聞かせることができたのかもしれ
ない)
妹「これ本当なのかな」
兄「本当って?」
妹「兄友さんのメール、何か現実感がないっていうか。まるで安っぽいドラマみたい」
兄「そうかな」
妹「これ、兄友さんが嘘ついてるんじゃないの?」
兄「何でそう思うの」
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