過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 00:13:30.34 ID:amHHMu+0o

兄「次の次の駅だっけ。図書館って」

妹「え。ああ図書館ね。そうだよ」

兄「じゃあ、姫の肩を抱き寄せていられるのもあと少しだな」

妹「・・・・・・残念そうに言うな」

兄「だって残念なんだからしかたない(俺は何を言ってるんだ)」

妹「そ、そか。へへ」

兄「ああ(何だか満足そうだな)」

妹「じゃ、じゃあさ。今日は特別大サービスで、公園に行くまであたしの肩を抱きよせて
いてもいいよ」

兄「そうはいくか」

妹「・・・・・・何で? あたしがせっかく」

兄「誰かに見られたら恋人認定されちゃうんだろ」

妹「え」

兄「誤解されたらおまえに迷惑かけるしな」

妹「何でよ」

兄「何でって・・・・・・」

妹「何でもない。次の駅で降りるよ」

兄「おう(じゃあ、手を離すか)」

妹「この駅から歩いて十五分くらいだよ」

妹「じゃあ図書館まで歩こうか」

兄「そうだな」

妹「・・・・・・」

兄(何か妹が微妙に不機嫌と言うか、さっさと先に行ってしまうというか)

妹「・・・・・・」

兄「ちょっとさあ。俺を置いてどんどん先に行くなよ」

妹「お兄ちゃんが歩くのが遅いんじゃない」

兄「いやさ。せっかく一緒にいるのにこれじゃデートっぽくないというか」

妹「これってデートだったの?」

兄「おまえがデートプランとか言い出したんだろうが(面倒くせえ妹だな全く)」

妹「まあ、お兄ちゃんがこれをデートだと言い張るならあたしは別にそれもでもいいけ
ど」

兄「ああ、そうだよ。おまえが迷惑でも俺は妹とデートしたいの!」

妹「もう。本当に面倒くさいお兄ちゃん。したいならしたいってもっと早く言いなさい
よ」

兄「悪かったよ」

妹「じゃあ、デートなら仕方ない。はい」

兄「はいって何が」

妹「手をつないであげるって言ってんの」

兄「お、おう、ありがと」

妹「そうじゃないでしょ」

兄「ああ。恋人つなぎね」


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