210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 00:14:45.09 ID:amHHMu+0o
<いつ帰ってくる?>
妹「嫌だった?」
兄「んなわけねえだろ。アホ」
妹「アホじゃないでしょ。姫でしょ」
兄「そうだった。はいはい」
妹「ここだよ」
兄「ほう。これはなかなか」
妹「でしょ? 最初に来たときから気に入ってたんだ。お兄ちゃんの大学のとこの公園も
いいけど、あそこはカップルがあっちこっちで変なことしてて落ち着かないし」
兄「確かにここは静かだな。人もほとんどいないし」
妹「うん。だから穴場なんだよ」
兄「本当にいいところだね」
妹「うん。一度お兄ちゃんと一緒に来たかったんだ」
兄「(深く考えるな、俺)そうなんだ」
妹「次はパパとママも誘ってお弁当もって来ようよ」
兄「いいね。ってあいつらにそんな時間があるかはともかくな」
妹「あたしが誘えばパパは来てくれるよ」
兄「まあ、確かに。両親ともにおまえを溺愛しているけど、どっちかていうと父さんの方
が溺愛の度合いがいろいろひどいしな」
妹「ふふ。まあそうだね。でも、あたしもパパのこと好きだよ」
兄「俺とどっちが好きなの」
妹「え」
兄「(何言ってんだ俺)いや、何でもない。今の忘れて」
妹「・・・・・・うん」
兄「じゃあ、まあせっかく来たんだし園内を散策でもしようか」
妹「うん。ゆっくりと歩こうね」
兄「そうだな。この広さの公園だとすぐに一周しちゃいそうだしな」
妹「じゃあ行こうよ」
兄「おう(手を離すつもりはないんだな)」
妹「お兄いちゃん」
兄「うん?」
妹「何か鳥が赤い木の実を食べてるよ。可愛い」
兄「可愛いかあ? あれはヒヨドリじゃん」
妹「あれがヒヨドリかあ」
兄「冬になるとよくうちの庭にも来てるじゃん」
妹「そうなんだ」
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