225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 23:28:15.47 ID:amHHMu+0o
<もうあたしを放置しないで>
兄「わけわかんねえよ。俺だって今日くらいはおまえとゆっくりしたかったのに」
妹「うん。災難だったよね」
兄「あいつら勝手に修羅場にしちゃうしよ」
妹「本当に修羅場って感じだったね」
兄「だいたい、俺にとっての修羅場は、女の隣の部屋から実家に引っ越すときだっつう
の」
妹「まあそうか。引っ越すところを女さんに見つかったらどうするの?」
兄「(話題が逸れた。よし。この調子で)客観的に見れば俺は女に振られたんだしさ。し
かも浮気とか不倫みたいな感じだったじゃん?」
妹「うん。さすがに女さんには弁解の余地はないよね」
兄「だから別に見つかったってどうってことはないよ。女に引越しを非難されるいわれは
全くないし」
妹「吊り革って背伸びしなきゃ掴まれない」
兄「ああ、悪い」
妹「・・・・・・気がついてくれた?」
兄「うん」
妹「やっと肩を抱いてくれた。どんだけ姫を待たすのよ。転びそうになったじゃない」
兄「悪いな。慣れてないもんで」
妹「肩を抱かれるなんてあたしだって慣れてないよ。これが二度目だもん」
兄「え? 一度目は彼氏君? それとも他の男?」
妹「一度目はお兄ちゃん。さっき来るときの電車の中で」
兄「おまえなあ。慌てさせるなよ」
妹「こんなにさあ」
兄「何だよ」
妹「こんなに姫が悩んでるのに、お兄ちゃんってどんだけあたしを放置するのよ」
兄「してねえって」
妹「ちゃんとあたしを構わないとパパに言いつけるかね」
兄「それはやめて」
妹「じゃあ、もうあたしを放置しないで。あたしのわがままを何でも聞いて」
兄「何でもって」
妹「嫌ならパパに」
兄「・・・・・・常識的なわがままなんだろうな」
妹「むしろ非常識なわがままってどんなのよ」
兄「まあ、そう言われれば思いつかないけど(本当はいくらでも思いつくけどな。主に性
的な意味で)」
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