237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 00:31:20.16 ID:jWWnHXg4o
兄「(ふざけるな。ちょっと嫌味くらい言ってやろう)女と隣りだとおまえも女も気まず
いだろうと思ってな」
兄友「ちょっと待て」
兄「何だよ。俺なんか邪魔だろ?」
兄友「俺が言うのも申し訳ないけどさ。この場合引っ越すのは兄じゃなくて女の方だろ」
兄「・・・・・・」
兄友「本当にすまん! 別にメール一本で済む話じゃねえとは思ってた。そのうち女も入
れて三人で話し合って、きちんと謝ろうって女友と話してたんだ」
兄「そういうのいらないから」
兄友「だってよ」
妹「余計な言い訳をして自己満足するつもりですか? 兄友さんと女さんは」
兄友「そうじゃないよ」
妹「罪悪感を晴らしたいだけでしょ。お兄ちゃんに謝ったっていう既成事実を作って」
兄友「俺は、俺と女は兄を傷つけちゃったし」
妹「お兄ちゃんの心のケアはあたしがします。あなたと女さんなんかに期待なんかしてい
ません。まして自分たちの心の安定のためにお兄ちゃんを利用なんかさせませんから」
兄友「何か誤解してるよ妹ちゃん」
妹「そう言うのならそれでもいいです。でも一つだけお願いがあります」
兄友「何?」
妹「二度とお二人はお兄ちゃんとあたしに話しかけないでください」
兄友「・・・・・・俺はまだ兄の親友だって思っているから」
妹「お兄ちゃん?」
兄「兄友、今までありがとな。でも、もう俺には話しかけないでくれ。女にもそう言って
おいてくれな」
兄友「・・・・・・待てよ」
兄「じゃあ、作業中だから」
兄友「おい。冗談だろ」
妹「冗談なわけないでしょ。それくらいの仕打ちをあなたたちはあたしの大切なお兄ちゃ
んにしたんですよ」
兄友「そんなつもりじゃ。そこまでしたつもりはなかったんだ」
妹「じゃあようやく何をしたのか理解できてよかったですね」
兄友「せめて女を入れてもう一度だけ話を聞いてくれ。兄を傷つけたままじゃ俺も女も」
妹「お兄ちゃんのことはあたしが家族として責任を持ってケアをしますから。あなたたち
なんかに中途半端な心配をしてもらう必要はないです」
兄(妹姫・・・・・・さすがに半端ねえな)
兄友「ちょっと待ってくれよ。女に電話するから」
妹「ご勝手に。でも、もうすぐ引越のトラックは出発しちゃいますけどね」
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