過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 22:35:36.80 ID:nNnnEvtto

兄(メール?)

兄(姫からだ)



from:最愛の妹
to:兄
sub:無題
『ちゃんと大学に着いた? 電車乗り過ごしてないでしょうね』

兄(大丈夫だよ姫)

『しっかり勉強しなさいよ。せっかくお弁当まで作ってあげたんだから』

兄(うんうん)

『お弁当の中身なんだと思う?』

兄(オムライス? さわらかな)

『それはお弁当箱を開けるまで秘密です。その方が楽しみでしょ』

兄(・・・・・・可愛すぎる。彼氏君には申し訳ないけど、やっぱり今の状態は俺にとって幸せ
すぎて、姫と距離を置くなんてできねえ)

『あたしはこれから体育です。お兄ちゃん、あたしの体操服姿を見たことがないだろうか
ら、特別に写メ送ってあげる。いつもこんな格好で頑張ってるんだよ』

兄(・・・・・・ほ、保存しないと。夢にまで出てきた妹の)

『じゃあね。講義頑張ってね。あと、今夜もパパとママは年末進行とかで帰れないんだっ
て。さっきメール来た。お兄ちゃんが家に帰ってきくれてパパもママも安心したみたい
よ』

『夕食作っておくけど何食べたい? 午後三時ごろまでにメールしてね。買物もあるか
ら』

『じゃあね(はあと)』



兄(・・・・・・少しだけ、ほんの少しの間だけ思考停止してもいいよな)

兄(この幸せをしばらく味わったってばちは当たらないだろ)

兄(いろいろ先々のことはそれから考えればいいや。今は素直に可愛い姫の気持に応えよ
うぜ)

兄(何かもう大学でぼっちでも女に手ひどく裏切られていても、そういうことはどうでも
よくなってきた。大学なんて勉強してりゃいいんだ。合コンとかサークルとかどうでもい
いや)

兄(家に帰れば妹がいる。一緒に寝て朝起こしてくれて朝食を作ってくれてお弁当を持た
せてくれて。こんな幸せが我が家の他のどこあるっていうんだ)

兄(いつまで続くかわからない幸運だけど、これだけでもう、俺は一生一人身で妹の幸せ
を眺めていられる自信がある)

兄(・・・・・・早く昼休にならねえかな。中庭で妹の弁当を食べたいな)


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