248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 22:47:13.45 ID:nNnnEvtto
兄(やっと昼休みだ)
兄(午前中の講義には女の姿がなかったけど、何かあったのかな)
兄(いや。気にしちゃダメだ。一年間はこういう状況が続くんだし、女と顔を合わせたく
ないなんて考えたら講義を全部落としちまう。平常心で対応しないとな)
兄(中庭で妹のお弁当を食おう。これだけを楽しみにしてたんだし)
兄(ではいざ弁当箱オープン)
兄(・・・・・・まさかのキャラ弁。しかもこれベジータじゃん)
兄(意表を付かれ過ぎて、ははは)
兄(姫、大好きだぞ。家族的な意味で)
?(可愛いお弁当。彼女が作ってくれたの?)
兄「へ」
?「こんにちは兄君」
兄「え、ええと」
?「あたしのこと知らない? ほとんどの講義が被ってるのに」
兄「ごめん。誰だっけ」
?「ひっどーい。あたしってそんなに存在感薄いかな」
兄「いや。俺って大学で知り合いとかほとんどいないからさ」
?「兄君が? 嘘付け、リア充のくせに」
兄「いや。君は?」
?「女友って言うの。遊び人の君が手ひどく振って傷つけた女の友だちだよ」
兄「いや、振るって。女の知り合いなの?」
女友「うん。大学に入って仲良くなったんだけどね」
兄(振るって何だよ振るって。振られたのは俺の方じゃんか)
女友「そのお弁当、新しい彼女に作ってもらったの?」
兄「そんなんじゃねえよ」
女友「女は悩んでたよ。昔から好きだったあなたとようやく結ばれたのに、すぐに振られ
ちゃったって」
兄「・・・・・・女がそう言ったのか」
女友「厳密に言うとそうじゃないけどね。共通の知り合いがさ、女がそう言って悩んでた
って言ってたの。まあ、女の方も明らかに最近様子がおかしかったしね」
兄「そうか」
女友「・・・・・・ふーん」
兄「何だよ」
女友「何も言い訳しないんだね」
兄「え」
1002Res/1210.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。