過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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264:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/02(月) 00:05:55.49 ID:63nRHmP3o

妹「早くしないと待ち合わせに遅れちゃうよ」

兄「う、うん」

妹「お兄ちゃんちょっと緊張しすぎ」

兄「だってよ。おまえと俺が恋人同士なんて」

妹「・・・・・・お兄ちゃんさ。まさかあたしたちが本当の恋人同士の関係になるなんて期待し
てるんじゃないでしょうね」

兄「ば、ばか。そんなこと考えてるわけねえだろ」

妹「それならいい」

兄「大切な妹にそんな変な感情を抱くわけねえだろ」

妹「だってお兄ちゃんには前科があるし」

兄「だからあれは謝っただろ。もう二度と変なことは考えないって」

妹「本当?」

兄「誓って本当だ」

妹「じゃあ何で今朝あたしが起きたとき、あたしの身体はベッドの上でお兄ちゃんの手と
足でがっちりとホールドされてたのかな?」

兄「言い訳してもいいか」

妹「いいよ」

兄「俺はもともと姫から三十センチ以上離れていようと努力してたんだ。これは本当だ
ぜ」

妹「努力とかどうでもいいし。結果が全てでしょ」

兄「とにかくそうやって努力してたらおまえが突然俺の手を引いて自分の体の方に俺を引
き寄せ」

妹「まあ、寝ぼけてるときのことまでは責任持てないよね」

兄「・・・・・・なあ」

妹「意識のないときの自分の行動を律することはできないしね。まあ自分でも知らない真
の願望が無意識に行動に出てしまうということはあるのかもしれないけど」

兄「おまえ本当によかったのか」

妹「何よ。お兄ちゃんに抱きしめられることくらいもう慣れたよ」

兄「恋人の振りをするなんてさ。万一彼氏君に知られたらおまえだってまずいだろ」

妹「あ、お兄ちゃんが気にしてたのはそっちか」

兄「別に俺が女友にバカにされようが放っておけ。おまえが心配することはねえよ」

妹「放っておかないし。心配もするよ。大切な兄貴のことだもん」

兄「え」

妹「あの人じゃない?」

兄「ああ、そうだな」

妹「お兄ちゃんは何もしなくていい。と言うか何もしないほうがいい」

兄「お、おう」


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