過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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294:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/03(火) 23:38:07.65 ID:t3CnI8Wco

女友「兄君、大丈夫?」

兄「ああ。悪かったな」

女友「ごめんなさい」

兄「へ?」

女友「妹ちゃんの言うとおりだ。あたし、頭を使わないで思考を停止してあんたが全部悪
いんだって思い込んでた」

兄「おまえが俺に話しかけてきたのって」

女友「うん。女ちゃんを泣かせた男を懲らしめようと思って、あんたに近づいた」

兄「そうだったんだ」

女友「もう一度女ちゃんと話してみる。そのメール、彼女に見せてもいいかな」

兄(どうなんだろ。確かに俺は吐くほどショックは受けたけど、今さら女に理解してもら
ったってしかたないしな)

妹「女さんにメール見せてみたら」

兄「え?」

女友「妹ちゃんはそれでもいいの? 兄友君が本当に二人の間に割り込んだんだとした
ら・・・・・・」

妹「したらどうなるんですか」

女友「・・・・・・兄友君の意図を知ったら、きっと女ちゃんは兄君と復縁しようとすると思う
けど」

妹「・・・・・・いいんじゃないですか。それでお兄ちゃんの気持を持っていかれたら、それは
あたしとお兄ちゃんの仲なんてそれまでだってことだし」

女友「それ本気?」

妹「本気ですよ」

女友「兄君もそれでいいの? やっぱり女ちゃんに未練がある?」

兄「ええと(正直言えばもう女に未練はない。というかもう誰とも付き合う気はない。妹
の幸せを兄として見ていられればいい)」

女友「ええとじゃないでしょ。君は妹ちゃんを選んだんでしょ? たとえそれが禁断の関
係であったとしても、そんなことは承知のうえで」

妹「・・・・・・」

兄「何言ってるんだ。おまえは女の親友なんだろうが」

女友「それでもさ。あたしって頭悪いかもしれないけど、直感は結構間違ってないと思う
んだ」

兄(間違いだらけだったじゃねえか)

女友「妹ちゃんのさっきの話さ。君が振られて落ち込んでいたときに自分の好きな人は君
だとわかったって言ってたじゃん。あれが嘘じゃないことくらいはわかった。本当は君た
ちがベロチューするまでもなく、あの話を聞いたときにもうわかったんだ。妹ちゃんの気
持ち嘘じゃないって」

兄(んなわけねえだろ。姫は優しいから俺のことを気遣って演技してるだけなのに。こい
つって本当に人の心が見抜けねえのな)


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