312:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/04(水) 22:45:23.64 ID:/9dp3f/Oo
女「・・・・・・」
兄「・・・・・・」
女「あの・・・・・・さ」
兄「お、おう」
女「本当にごめん」
兄「おまえのせいじゃねえだろ。兄友のアホのせいだし」
女「でも、あんた。あたしに振られたと思って傷ついたんでしょ」
兄「まあ、そうかな?(本当はそのせいで俺も目が覚めたし、実際のところあんまり悩ん
でねえんだけどな。まあ兄友の策略を知ったときは動揺してトイレで吐いたりもしたけ
ど)」
女「そうだよね。あんたのこと傷つけちゃった」
兄「もう気にするな」
女「あのさ」
兄「おう(何かやばい気がする)」
女「あたしにはもうそんな資格なんてないのかもしれないけど」
兄「何言ってるんだよ(やばい)」
女「兄友のバカに騙されたあたしなんかにはもう愛想も尽きたと思うけど」
兄「・・・・・・何だよ」
女「あたしがあんたの部屋でオムライスを作った夜まで戻って、またやり直せないかな? あたしたち」
兄(やっぱりそうなるか)
女「・・・・・・妹ちゃんに嫉妬しちゃったこと。そのせいで兄友に付け込まれたことは否定し
ないよ」
兄「それはもういいって(問題はそうじゃねえんだよ)」
女「それでもさ。あたしやっぱり兄のことが好き。せめて友だちからでもやり直してくれ
ないかな」
兄「ええと」
兄(俺はもう一生恋なんかしないと自分に誓った。もっと言えば妹スキー同盟の父さんと
母さんにも誓った。心の中でだけだけど)
兄(一生を姫の幸せを見守るために捧げようと思った。姫の恋愛も結婚も出産も育児も全
てを陰ながら応援しようと思った。それが我が池山家の家風だからだ)
兄(幼稚園のことから、俺はいや俺たちは妹に夢中だった。妹は我が家に光臨した天使だ
った。お姫様だった。あいつがいるだけで我が家はすごく幸せだったんだ)
兄(その姫が俺と女を復縁させようとしている。しかも俺と女が復縁しなければ自分も彼
氏君と別れるって脅迫までして)
兄(女のことは嫌いじゃない。っていうか女に振られたんじゃないってわかったときはす
ごく嬉しかった。あれだけ妹に女のことはもう気にならないって言ってたくせに)
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