319:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 23:58:33.01 ID:q20N/rb9o
妹「無理だよ。友だちはみんな家族と予定があるし、だいたいゴールデンウィーク直前な
のに宿とか予約できるわけないじゃん」
父「あ、そうだ。伯父さんの別荘なら空いてるんじゃないかな。兄貴のとこも家族で海外
に行くって言ってたし」
母「そうそう。あそこなら海辺だし遊びに行くにはちょうどいいわね。ほら、兄は昔行っ
たことあるでしょ」
兄「別荘ってあれのことかよ。単なる古い平屋じゃない。あの当時で既に半ば老朽化して
たような」
父「別荘には変わりないだろ」
妹「だからいいって。こんなに急に一緒に行ける友だちなんかいないし」
母「聞くだけ聞いてみたら? お仕事で休めないご家庭だってあるんじゃない」
妹「それはいるかもしれないけど、でもそしたらお兄ちゃんが一人になっちゃうし」
兄「俺は別にいいよ。気が楽だし」
父「・・・・・・本当に姫は優しい子に育ったなあ。兄のことを心配するなんて」
兄(だからそこで涙ぐむなよ。父さんを見ているとまるで自分を見ているような溺愛ぶり
だ。こういうのを同族嫌悪って言うんだろうな)
母「じゃあ、ついでだから兄も一緒に連れて行ってあげたら?」
兄(ついでって)
父「それがいい。姫に何かあったら困るからボディーガード代わりに連れて行きなさい」
母「兄は免許も取ったことだしパパの車を使えばいいわね。運転手兼ボディーガードって
ところかしらね」
兄(ふざけんな。誰が行くか)
妹「だってそれじゃお兄ちゃんが迷惑でしょ」
父「おまえ、姫と一緒に出かけるのが嫌なのか」
兄「嫌なわけないだろう。妹のことも心配だし(げ。つい言っちゃったよ)」
妹「・・・・・・本当にいいの? お兄ちゃん」
兄「おまえが兄貴と一緒でもいいならな」
妹「あたしは嬉しいけど」
兄「そ、そう(嬉しいのか)」
妹「じゃあちょっと友だちに聞いてみるね」
父「そうしなさい。パパは伯父さんに電話をしておくから」
妹「気が早いよパパ。まだ一緒に行ける友だちが見つかるかわからないのに」
母「そうしたら兄と二人で一緒に行っておいで。連休中に家にいるよりはいいでしょ」
妹「それもそうか。じゃあ、電話してみる」
兄(しかし買ったエロゲの妹ルート以外は全く攻略しないってのも俺くらいだろうな)
兄(正直どんなに可愛くても後輩ルートとか同級生ルートとか幼馴染ルートとか全然興味
が持てないもんな)
兄(まあ、今では俺は姫のいい兄貴なんだけどせめてエロゲの中くらいでは妹ルートを攻
略したっていいだろう)
兄(初恋の杏ルートのシナリオはマジで名作だな。これはもはやゲームの域を超えてい
る。親バレ、親離婚とかやたらにリアルなのもいい。普段は兄のことをからかいまくって
いる杏が実は密かに兄ラブだったっている設定も俺好みだしね)
兄(個人的には連休中は部屋に引きこもってずっとゲームしてても不満はないんだけど
な。でも妹にしてみれば大好きな家族と一緒に海外に行きたかったんだろうなあ)
兄(妹と妹の友だちの女子高生と一緒にお泊まり旅行か。あるいは妹と二人きりでお泊り旅行。
何かどっちにしても嫌な話はないじゃんか)
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