過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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364:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/08(日) 22:23:02.21 ID:xvXrJ6roo

兄(記憶よりずっと海が近いな。波のざわめく音がすぐ間近で聞こえる)

兄(さすがにまだ暗いから足元が危ないな。・・・・・・確か庭を出てそこの斜面を少し降りれ
ばもう海岸だったはず)

兄(少し明るくなってきたな。あ、海が見えた)

兄(しかし確かに周囲を崖と丘に囲まれてるし他に家もないから完全にプライベートビー
チ状態だな)

兄(夏なら泳げたのに)

兄(・・・・・・姫の水着姿か)

兄(いかん。邪念を払わないと)

兄(あれ?)

兄(何だ誰かいるじゃん。一人でゆっくり散歩しようと思ってたのに)

兄(気づかれるのも何か気まずいな。でもこんなに小さなビーチじゃ隠れようもない
し。しかたないから家に戻るか)

兄(あれ)

妹友「・・・・・・あ」

兄「妹友か」

妹友「おはようございますお兄さん」

兄「ずいぶん早起きなんだな」

妹友「たまたまです。何か目が覚めたら眠れなくなっちゃって」

兄「俺と同じだ」

妹友「そうなんですか」

兄「眠れないから少し散歩でもしようかと思ってさ」

妹友「何か意外です」

兄「意外って何が?」

妹友「お兄さんのことだからきっと少しでも長く妹ちゃんの側にいたいのかと思ってまし
た」

兄「・・・・・・」

妹友「あ。ごめんなさい。あたし・・・・・・」

兄「別にいいよ。てかおまえがそんな殊勝な態度を俺に見せるなんてそっちの方が意外じ
ゃんか」

妹友「そんなことないですよ」


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