386:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:45:56.10 ID:FPOOzgFuo
<罪悪感>
兄(妹の小さな背中が見える)
兄(夢中になってペンギンを眺めているんだろうな、きっと)
兄(別に俺のことを気にしている様子もないし。これならきっと妹友の言うとおり、二人
きりにしてやった方が親切なのかもしれん)
兄(そう考えると姫も成長したんだなあ)
兄(あいつが小学生の頃は俺にべったりだったもんな。親があまり家にいなかったせいも
あって、俺がちょっと視界から離れるとパニックになって泣いて俺のことを探してたのに
な)
兄(きっと妹も正しく成長してるってことなんだろう。いつも兄貴に頼っていた小さな女
の子はもういないんだ)
兄(これでいい。妹友には感謝しないとな)
妹友「お兄さんちょっと顔を出しすぎです。もっとあたしの方に寄ってください」
兄「これくらい離れてりゃ大丈夫だよ」
妹友「万一ということもありますから。ほら」
兄「こら、手を引っ張るな」
妹友「しばらくこうしていましょう」
兄「・・・・・・何で俺の腕に抱きついてるの?」
妹友「知りません。そんなこと一々聞かないでください、バカ」
兄(バカって)
兄(こいつ真っ赤だ。やっぱり俺のこと好きなのか)
兄(妹はいいとして、女のこともあるしなあ)
兄(これで妹友に走ったら今度こそ本気で俺が女を振ったことになっちまう)
兄(かと言って手を振り解くのも妹友を傷つけそうだし)
兄(あーあ。また俺の優柔不断ぶりが遺憾なく発揮されてしまうのかよ)
兄(こんなに胃が痛い思いをするならやっぱ一生一人身で姫を見守っていた方がよほど気
が楽だ)
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