493:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/16(月) 23:20:52.05 ID:1eZDp5vso
兄「あいつ、格好よかったよな。あんまり強そうには見えないけど、おまえを助けようと
必死だったもんな」
妹「・・・・・・うん」
兄「ところであのバカたちはどうなった?」
妹「警備員の人が警察を呼んで連れて行かれた。あとであたしたちからも事情を聞きたい
って」
兄「俺、どのくらい気を失ってたんだろ」
妹「十五分くらいだよ。さっきまでこの施設のお医者さんがいてくれた。もう大丈夫っ
て」
兄「そうか。妹友は?」
妹「彼氏君と一緒にいる。妹友ちゃんも彼氏君が殴られるとこを見てパニックになって大
変だった」
兄「あいつにとっては大好きな兄貴だもんな」
妹「そうだね」
兄「ここどこ?」
妹「医務室。気がついたらもう普通にここから出ていいって」
兄「じゃあ行くか。飯食ってないし」
妹「お兄ちゃん」
兄「うん」
妹「お兄ちゃん大好き。やっぱりあたしに何かあったときはお兄ちゃんが救ってくれるん
だね」
兄(妹に抱きつかれた。しかも水着姿の妹に)
妹「よくわかったよ。あたしは間違っていないって。やっぱりあたしを一番大切にしてく
れるのは世界でお兄ちゃんだけだって」
兄「彼氏君だって必死におまえを助けようとしてたんだぞ」
妹「でも、あたしを助けてくれたのはお兄ちゃんじゃん。あたしを抱きかかえてたやつ
をやっつけてくれて」
兄「・・・・・・父さんのおかげかな」
妹「どうして?」
兄「俺が昔、空手道場のジュニアコースに無理矢理入れられたの覚えてない?」
妹「覚えてるよ。お兄ちゃんすごく嫌がってたね」
兄「正直苦痛だった。空手なんかに全然興味なかったから」
妹「じゃあ、何で通ってたの」
兄「父さんに言われたから。何かあったとき、おまえが妹姫を守れるようになれって」
妹「・・・・・・」
兄「まさか、こんなに後になって役立つとは思わなかったけどな」
妹「・・・・・・もう無理」
兄「へ?」
妹「もう無理。もう無理だよ。お兄ちゃん、大好きだよ。キスして」
兄「おいって」
妹友「妹ちゃん、お兄さんは大丈夫?」
兄・妹「え?」
妹友「・・・・・・何やってるの? 二人とも」
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