618:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/05(土) 22:48:15.84 ID:r2NUZTc/o
<親バレ>
母「あなたと一緒にお夕飯を食べるのも久し振りねえ」
妹「うん。すごく嬉しい」
母「あたしたちもね。ねえ? パパ」
父「うん。寿司も美味しいが、何よりも姫の顔を見るともっと仕事を頑張ろうっていう気
になるよ」
母「本当ね」
兄(もういい加減慣れたけど、こいつら俺のことは心底どうでもいいらしいな)
妹「ちょっと大袈裟だよ。パパもママも」
母「だって本当なのよ。あたしたちが何よりも大切なのはあなた。パパとママが一番大事
なのはあなたの幸せだけなのよ」
兄(・・・・・・まあ、でも俺はどちらかと言えば両親に愛されるというより両親と一緒に姫を
愛する側の人間だから問題はないけどさ)
兄(それに姫は俺のことを一番・・・・・・)
妹「あたしもパパとママが一番大好き」
兄(どういうことだよ)
母「あら。ママとパパが言いたことをあなたに先に言われちゃったわ」
父「全くだね。パパとママがいつも忙しく仕事をしているのも姫の将来のためだしな」
妹「・・・・・・やめてよ。パパもママもちょっと大袈裟だよ」
母「大袈裟なんかじゃないのよ。本当のことだもの」
兄(・・・・・・何かいつもと違うな、母さん)
父「うん。お母さんの言うとおりだよ。大袈裟でも何でもない」
妹「・・・・・・ちょっと、どうしたの? パパとママ、何かいつもと違うよ」
父「そうかもな。パパとママは姫が不幸になることは見過ごせないんだよ」
妹「・・・・・・パパ。何言って」
父「残念だよ。久し振りに家族で食卓を囲めたのに、こんな話をしなければいけないと
はな」
母「もう目を覚ましなさい」
妹「・・・・・・何の話だかわからないよ」
父「兄。おまえ何にも言わない気か」
兄「何言ってるんだかわからないよ」
母「いい加減にしなさい」
兄「・・・・・・え?」
父「落ちつきなさいママ。兄、よく聞きなさい」
妹「ちょっとパパ」
父「姫は黙っていなさい。兄」
兄「何だよ」
父「おまえは私たちとの約束を破ったね」
兄「何のことだかわかんないよ」
父「本当にわからないのか」
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