624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/05(土) 22:55:14.48 ID:r2NUZTc/o
<別離>
女友「おはよう」
兄「ああ」
女友「何がああよ」
兄「いや」
女友「まあ、このあいだみたいに、げっとか言われるよりましか」
兄「悪かったな」
女友「最近、妹ちゃん見かけないけどどうした」
兄「どうって。別にどうもしないけど」
女友「しかし意外だったよね。あんたの引越って妹ちゃんの入学と同時じゃなかったの」
兄「そのつもりだったんだけどね」
女友「何で連休明けそうそうに引っ越してきたのよ。何かあったの?」
兄「別に。両親が今まで以上に忙しくなったから、妹が高校の寮に入ることになってさ」
女友「寮? 妹ちゃんかわいそう」
兄「しょうがねえだろ。家の都合なんだから」
女友「あんたが早く家に帰れば済む話じゃない。これまでだってそうやって二人で生活し
てたんでしょ」
兄「・・・・・・」
女友「まあ、詮索する気はないけどさ。それよか」
兄「何だよ」
女友「ちょっと気になるんだけどね」
兄「何が」
女友「最近、女ってあんたによそよそしくない?」
兄「・・・・・・そう言われてみればそうかな?」
女友「何か変じゃない」
兄「だから何が言いたいの」
女友「あれだけ君のことが好きだって言ってたのにさ。君が一人暮らしを始めたって知っ
たら、女のことだからもっと君に言い寄るんじゃないかと予想してたんだけどなあ」
兄「そんなことはねえよ。現に最近あいつとは全然話してないぞ」
女友「わかってるよ。でも何でだろうねえ。何か兄友に騙されたときみたいになってるよ
ね」
兄「・・・・・・うん。女にも誰か好きなやつでもできたんじゃね」
女友「ちょっとさあ」
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