666:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/12(土) 00:13:55.84 ID:Heq9+Jyqo
妹「・・・・・・」
兄「大丈夫か?」
妹「・・・・・・」
兄「ここにいると濡れちゃうよ。まだ学校始まるまで時間あるんだろ? どっか濡れない
ところで話をしよう」
妹「・・・・・・うん」
兄「じゃあちょっと歩くけど駅前のファミレスに」
兄(あいつらが離婚? 何だって言うんだよ。何がおまえは姫を守れだよ。あいつら自身
が姫のことを傷つけてるじゃねえか)
兄(ふざけんな。自分の生命よりも姫のことが大切だとかって偉そうに言いやがったくせ
に)
兄『ねえ。僕いつまで空手の道場に行かなきゃいけないの? もうやだよ。道場に通って
いたらサッカーだってできないし』
父『おまえももう大きいんだから自分のしたいことじゃなくて、自分のしなきゃいけない
ことを考えないとな』
兄『僕のしなきゃいけないこと?』
父『そうだ。おまえは姫のことが好きなんだろ』
兄『大好きに決まってるじゃん。あいつは僕の妹なんだから』
父『じゃあ、おまえのするべきことをしなさい。姫が悪い人に襲われたとき、もしパパが
いなかったら誰が姫を守るんだ?』
兄『ええと。おまわりさん?』
父『パパもおまわりさんも学校の先生もいなかったときだよ』
兄『そのときは僕が妹を守る』
父『そうだ。よく言ってくれたな。そのためにはおまえが強くならないとな。おまえはい
いお兄ちゃんだ。だから妹を守れるように強くなりなさい』
兄『わかったよ。本当はいやだけど妹のためならサッカーじゃなくて空手をやるよ』
父『よし。パパと約束しようか。ちゃんと姫を守るって』
兄『うん。わかった約束する。僕は一生妹を守るよ』
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