過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
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684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/13(日) 00:23:55.92 ID:wMbs8pGKo

母「それは」

兄「父さんと一緒に暮らすのだってあり得ないだろ。親友の妹友と姉妹になる? ねえよ
そんなの」

母「ねえ?」

兄「何だよ」

母「あなたさ。本気で妹を泣かせないで幸せにする自信ある?」

兄「何だよ突然」

母「真面目に答えて。とりあえずあなたのしたことは一時忘れてあげるから」

兄「あるよ。それが妹の兄としてでも、妹の彼氏としてでも」

母「・・・・・・そうか」

兄(何なんだ)

母「それが本気なら、あの子のことお願いしようかな」

兄「え?」

母「あなたの言うとおり、あたしたちは取り返しの付かないほど妹をないがしろにして傷
つけた。本当はわかってたよ。だから、もう妹のためにはあなたに頼るしかないのかもし
れないね」

兄「そんなに相手のこと好きなの? そいつと別れて姫と二人で暮らすことは考えられな
い?」

母「ごめんね。でも無理。だから、勝手な言い分だけど、あなたがあの子を救ってくれる
ならあたしは味方になるよ」

兄(どういうことだよ。俺と姫の仲を認めるってことか。それとも単純に姫のことが邪魔
なのか)

兄(でも。これは姫を救うチャンスだ。うまくいけば生活の心配とかなく姫と暮らせるか
もしれない)

母「よく聞いて。お父さんは絶対に反対するかもしれないけど。もうこうなったらあんな
人に遠慮する必要なんかないから。あなたはこうするの。いい?」


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