710:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/16(水) 00:20:17.97 ID:EPQ126Ffo
<『お兄ちゃん好きだよ』>
兄「・・・・・・どこにも行かないから」
妹「うん」
兄「落ちついた?」
妹「もっと強く抱いてくれたら落ち着くと思う」
兄「おまえなあ」
妹「本当だって」
兄「それで? 父さんとの面会は結局どうなったの」
妹「あたしが会いたいときにパパに電話することになった。それならママに邪魔もされな
いしあたしの意思にも沿えるからってパパがそう言って」
兄「母さんも同意したわけか」
妹「うん。それでいいでしょって」
兄「姫ってさ。父さんとこの先会いたいとか思う?」
妹「・・・・・・よくわかんない」
兄「まあ、そうだよな」
妹「でもしばらくはパパにもママにも会いたくない」
兄「そうか」
妹「自分の中で整理がつくまでは。だってあたしのこれまでの人生の目標とか生き甲斐が
突然なくなっちゃったんだもん。そんなにすぐには割り切れない」
兄「姫にとってはまあそうだろうな。無理もないよ」
妹「お兄ちゃんは?」
兄「え?」
妹「お兄ちゃんはパパとママが離婚しても平気なの?」
兄「そんなわけはないけど」
妹「お兄ちゃんの親権とかってどうなってるの?」
兄「どうもこうもないだろ。父さんと母さんがいつ離婚するかによるけど、成人しちゃえ
ば親権も何もないし。まあ、大学卒業までは金の面倒は見てくれるみたいだしね」
妹「・・・・・・お兄ちゃんとパパやママって、お互いに未練とかないの?」
兄「どうだろう? 両親が大切なのは姫のことだろうし。俺にとって大切なのも姫だし
ね」
妹「そう言ってくれるのは嬉しいけど。お兄ちゃんだって本当は悲しんじゃないの」
兄「わからん。あまり考えないようにはしている。むしろ、姫のことばかり考えている
よ」
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