75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/15(木) 00:08:40.75 ID:fsnMWZkWo
兄「うん?」
妹友「それはあたしの予想の範囲内なので別に驚くほどのことではないです」
兄「そうなのか」
妹友「はい。なぜなら今日はうちのお兄ちゃんと妹ちゃんが初めての休日デートをする日
ですから」
兄「(そうなのか。だからあいつ早起きしてたのか)そうなんだ」
妹友「そうです。まあ待ち合わせ時間はずっと遅い時間ですけど、そこは女の子だから早
く起きてお洒落したりメークしたりしたかったんでしょうね」
兄「そうか」
妹友「そうですよ」
兄「まあそういうこともあるのかもな」
妹友「で話題は最初に巻き戻りますが、お兄ちゃんはどこに行くんですか」
兄「決めてない」
妹友「はあ?」
兄「妹と同じ家にいるのが耐えられなかっただけだから、どこに行こうかなんてこれから
考えるよ」
妹友「最低ですね」
兄「何で」
妹友「お兄ちゃんと妹ちゃんのデートをストーキングしようとしているんですね」
兄「ちょっと待て。おまえは何か誤解しているぞ」
妹友「早めに家を出て妹ちゃんを尾行するつもりだったんですね」
兄「だからそうじゃねえよ」
妹友「潔白を証明したいならどこに行こうとしていたか話してもらいましょうか」
兄「わかんね」
妹友「わからないとはどういうことですか」
兄「だから。妹がデートなんて知らなかったからさ。気まずいから家を出ようと思っただ
けだよ」
妹友「今さら何で気まずいんですか」
兄「いや」
妹友「答えないと妹ちゃんのストーカーの罪で告発しますよ?」
兄「何言ってるんだ。まあ、いいや。隠してもしようがないし」
妹友「素直ですね。誉めてあげるから言ってみなさい」
兄「昨日、妹に告って振られた」
妹友「そうですか」
兄「そうですかって、感想はそれだけ?」
妹友「当然の結末ですからね。驚く要素は何もないです」
兄「・・・・・・」
妹友「妹ちゃんには彼氏君、つまりあたしのお兄ちゃんがいるのですから、お兄ちゃんに
は勝ち目は最初からなかったんですよ。一ミリたりとも」
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