過去ログ - 京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
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◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/08/07(水) 22:57:29.05 ID:T5tG/vwAO
咲「こんにちはー」
京太郎が牌譜整理を始めてから数分後、部室に来た宮永咲を出迎えたのは開けっ放しの窓から入り込む風とそれに揺られるカーテンだった。
咲「まだ誰も来てないんだ……じゃあ本でも読んで待ってようかな」
少しばかり周りを見回して部室に誰もいない事を確認した咲は、鞄を置くとまだ読んでいない本を探すため部室に置かれた本棚へと向かう。
咲「あれ?」
しかし本棚に向かう途中チラッとベランダを見た咲は、部室は誰もいなかったわけではなかったのだとようやく気付いた。
京太郎「……どうするか」
咲「京ちゃんだ、ベランダで何してるんだろう」
そこにいたのは中学からのクラスメイトであり、自分に再び麻雀を始めるきっかけをくれた男の子。
口にこそ恥ずかしくて出せないものの、咲が強く感謝している人の背中がそこにはあった。
京太郎「しかたないか……」
ベランダから下を見て何かしら悩んでいる様子の京太郎に何をしてるんだろうと咲が首を傾げたのと同時、京太郎がベランダを乗り越えそこにあるビーチチェアを素通りする姿が映った。
京太郎「……」
だんだん部室から姿が見えなくなっていく京太郎に咲が一抹の不安を覚えたのは文学少女な彼女が想像力を鍛えられすぎたせいか、はたまた虫の知らせか。
とにもかくにもこの時咲は……
咲(京ちゃん、まさか!?)
――途方もない勘違いをしていた。
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