過去ログ - 男「出征するのイヤだし床屋になるわ」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/09(金) 13:29:07.84 ID:i3p5wmAAO
兄弟子「手がぶれてるわよ！」

男「あっ」

兄弟子「図星ね。手を止めて聞きなさい」
以下略


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/09(金) 13:42:38.94 ID:i3p5wmAAO
兄弟子「昼間の配給にあなた着いていかされたでしょ？」

男「はい……」

兄弟子「何故か分かる？」
以下略


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/09(金) 14:53:50.95 ID:i3p5wmAAO
兄弟子「さっき、アタシ『今はね』って言ったじゃない？」

男「はい……」

兄弟子「いいわよ」
以下略


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/09(金) 14:54:38.28 ID:i3p5wmAAO
つづく

28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/09(金) 14:58:44.81 ID:2r76cMJAO
終わりか。面白いよ。乙

29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/13(火) 15:27:46.95 ID:FkeAsfhwo
女口調で床屋と聞くと世界で一番大嫌いを思い出す

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 11:53:02.85 ID:fXNBq6YAO
兄弟子「暇ね……」

男「暇……ですね」

ここ１ヶ月客がめっきり減っている。ここの地域の住民が出征して減っている、というのもあるが。人々が髪を切りにいくのにわざわざ金を払うのが馬鹿馬鹿しいという考えに変わってしまったのだ……とオラは感じていた。
以下略


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 12:01:08.33 ID:fXNBq6YAO
兄弟子「よく……聞こえなかったわ」

村人A「あどさ、カズヲさん家にも貸してけねべか？あっこの家も困ってたんだなや」

男「え、あ、お、すいません！家では備品の貸出しはし「帰りなさい」
以下略


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 12:17:15.94 ID:fXNBq6YAO
兄弟子「帰りなさい……」

村人A「わがった、あんだ自分とこで髪切ってがねーがら怒ってるんだべ？今はそんな場合じゃあねーのも分かってるべ？床屋なんぞに金払っ」

バキッ
以下略


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 12:24:29.34 ID:fXNBq6YAO
兄弟子は村人Aさんの家に謝りに行った。何と言われたのだろうか。

殴られたのだろうか、罵られたのだろうか。店に帰って来た兄弟子さんは帽子を深く被って顔を見せないように理容イスに座った。

兄弟子「店……ワタシが片付けるって言ったのに……」
以下略


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 12:44:04.78 ID:fXNBq6YAO
女「お父さん、男さん。お帰りなさい」

兄弟子「たっだいまー！」

男「ただいま帰りました」
以下略


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