16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/08(木) 02:39:27.43 ID:BMfR5kOqo
ひよこはその後、ずっとにやけた顔をしていた。
西友を出た二人は、どこにいくでもなくぶらぶらと歩き回る。
そして、いつも二人で遊んでいた土手に着いた。
「ねえ…ここで昔した約束、覚えてる?」
「約束?」
「も、もしかして忘れたの⁉」
「あ、いや、その、えーっと…」
「はあ…呆れた。指切りまでしたのに…」
「ごめん…」
「まあ…アンタガそういうやつだってこと、わかってたけど…」
「ど、どういういみだよ」
「鈍感ってことよ!バーカ!」
ひよこは、夕日を背に駆け出す。
まるで、あの日のように。
うさぎは、変わらずに太陽が二人を包んでいることに、幸せを感じていた。
うさぎの一日 〜あの夕日と、思い出の指切り〜
完
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