過去ログ - 凛「クサッ」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:11:58.33 ID:jqkpcgGC0

帰り道。
プロデューサーが先を歩き、私が後を着いてゆく。

まるで主人に着き従う犬みたい。
なんて、最近の私の行動を当て嵌めてみて、可笑しくなって笑ってしまう。

凛「…ふふっ」

私の小さな笑い声が聞こえたのか、プロデューサーが振り返る。

P「ん?どした凛、なんか面白いことでもあったか?」

凛「んー…面白いと言えば面白い、けど、面白くないと言えば面白くない、かな…」

なんて、悪戯っぽい言い方をしてみる。
なんだそりゃ、と言いながら笑顔になるプロデューサー。

凛「…ねぇ」

P「ん?」

凛「手、つなごっか。こんな暑い日だし、また気分悪くなったりするかもしれないし」

プロデューサーが、珍しいものでも見るような顔になる。
確かに、私からこんなことを言うなんて、今までにはなかったかもしれない。

凛「ダメ?」

P「あー…いや、いいぞ別に。ただ、凛の口からそんなことを言われる日が来るとは…」

困惑しながらも私に近づき、手を差し出してくれる。
私はその手を取り、事務所への短い道のりを再び歩き出す。

P「しっかし、あの凛がなー…。最初に出会った頃なんて…」

凛「っ、その話はもうしないでって言ってるでしょ?」

そんな、他愛の無い話をしながら帰り道を歩く。
街行く人々には、私達のそんな姿は、いったいどう映っていたのだろう。


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