7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:01:18.46 ID:jqkpcgGC0
私は、靴下を持ち帰る、などという野暮なことはしない。
厳密には既に何度か実行したのだが、どれもこれも違うのだ。
靴下を持って帰っても、日にちが経てばやがて匂いは薄れてしまう。
そんな微かな匂いを嗅いでも、私の心はまったく満たされない。
一度考え付いたのは、靴下を瓶に入れて保存する、という方法だ。
この方法は我ながらよく出来た案だと思った。
思った、のだが…。
確かに、瓶の蓋を開けた時には、想像を絶する香りが広がる。
その香りは強烈で、私も最初は虜になってしまうほどだった。
けれども、やはり違う。
瓶で保存した靴下は、脱ぎたてホカホカの、あのまろやかでいて、しっとりとした…それでいてコクのある匂いとはまったくの別物になってしまうのだ。
ベストなのは、やはり誰もいない事務所で脱ぎたての靴下の匂いを嗅ぐこと。
ただそれだけが、今の私を満たしてくれる、唯一の方法だった。
凛「ああぁっ…すん、すん…くはぁっ…!」
だから今、私はこうして、再びプロデューサーの靴下の匂いを嗅いでいる。
ああ、何度嗅いでもいい。
この匂いを、何故人々は“臭い”などと言って遠ざけるのだろう。
34Res/29.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。