過去ログ - インデックス「この向日葵を、あなたに」
1- 20
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/08(木) 12:11:26.88 ID:q8CRr7Mk0
上条「『水門管理』」

インデックス「水門?」

上条「田んぼに入る水の量を調整する、アレ」

インデックス「屋外だけど、それはそんなにしんどくないんじゃないかな?」

上条「……これは、土御門から聞いた話なんだけど――つーか、今までのは全部ヤツが先輩方から聞いた話なんだが」

ジジッ

インデックス「な、なんで今蛍光灯が不自然に点滅するのかなっ!?」

上条「……これは、何年か前の実習で本当にあった話です」

インデックス「いながわじゅん○?どうして声のテンボを変えるんだよっ!?」

上条「まぁ炎天下の中、外での作業とはいえ他と比べて楽かなー、ってその学園生は選んだんだわな」

上条「幾つかの水門や水田を見回って、水の量や流れがおかしくないか、ゴミが挟まってないかって仕事だったんだと」

インデックス「それだけ聞くと悪くないかも。水の近くだから涼しそうだし」

上条「あぁ学園生も同じ事を考えたんだ。都会の喧噪もないし、暑いけど蝉の声が鳴り響く以外は静かだし。でも暑いけど」

インデックス「あついって二回言う意味はあったのかな?」

上条「単純作業に慣れてくる段々と眠くなってきたんだって」

インデックス「……あれ、そのお話多分知ってるんだよ?」

上条「近くに生えていた木に寄りかかって少しウトウトして……直ぐ目を覚ます。すると」

上条「足に蜘蛛の糸が結ばれてる。その学園生は後の木に結び直して、水門の様子を見ようとしたら――」

上条「パキパキパキ、と糸を結びつけた木が水の中へ引き込まれていった!」

上条「そして沼の中から声が響く――」

インデックス「『賢い、賢い』?」

上条「なんだインデックス知ってたのか」

インデックス「それって『賢ヶ淵(かしこがふち)』って民話なんだよっ。というかとうまは騙されてるかも!」

上条「まぁそんなわけで『水門管理』は土御門が一人でやってくれるんだってさ」

インデックス「うん、もうそれ完全に騙されてるかも?しかもクラス全員が突っ込まなかったの?」

上条「委員長と姫神は『まぁいいんじゃないかな?邪魔だし』的な反応だったけど……」

インデックス「とうまのクラスの人がそう言う認識なら、私は別になにも言わないんだけど」

上条「あと残ってるのは……あれ?」

インデックス「また新しい罰ゲームが!?」

上条「いや、そうじゃなくって。この、これ」

インデックス「『花畑の水やり』?」

上条「書いてあったっけか?土御門から聞いてないな」

インデックス「って事は穴場かもしれないんだよ!」

上条「……だよな。そうかも知れないな!花畑つっても精々ヒマワリぐらいだしな!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
171Res/208.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice