過去ログ - インデックス「この向日葵を、あなたに」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/08(木) 12:35:15.32 ID:q8CRr7Mk0
インデックス「……もー、なんか眠いんだよ」 モゾモゾ

上条「……いやあの、信用してくれるのは嬉しいんだけど、さ?」

インデックス「なに?」

上条「俺もホラっ!健全な高校生としては色々苦労している訳で」

インデックス「……」

上条「だから、さ?もうちょっと距離をだね?」

インデックス「……あのね、とうま」

 インデックスの柔らかい指が、腕が上条の背中に回される。
 二人のくっついた部分が熱を帯びる。

上条「ちょ、お前!?」

インデックス「『私が何も知らない』なんて、どうして言い切れるのかな?」

 豆電球が切れ、月明かりしかない室内。
 文字通り息がかかる距離で、上条当麻は逃げられない。そしてインデックスも逃がすつもりは、ない。

インデックス「ここは多分、そういったのがないから言えるんだけど……もう、一年だよね?」

上条「あー、もうそんな経つっけか。いやぁ早いなぁ」

インデックス「もうっ誤魔化されないかも!……じゃなくって、私だって成長しているもん」

インデックス「記憶がリセットされてたから、確かに最初は子供っぽかったけど」

インデックス「段々と、人並みの知識はついてきたかも」

上条「……」

インデックス「……ねぇとうま。いい機会だから聞くけど」

インデックス「『私』は『とうまに守って貰っているだけの、弱い存在』の方が良いのかな?」

上条「それは」

インデックス「……私もとうまの側に居たいんだよ。それはっ、それだけがあれば他に何もっ!」

上条「インデックス……」

インデックス「だから、だからもし、記憶が無くなった方が良いんだったら!」

インデックス「何も知らない子供じゃないといけないんだったら!私記憶なんて――」

上条「インデックス!」


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