過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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18: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/08(木) 21:03:41.00 ID:WgdoOi2Io

京太郎「…すみません」
運転手「はは…まぁ、こういう仕事してるとまったくない訳じゃないですし」

そうこうしている間に、京太郎君はうちを引き離すのを諦めたんやろう。
一つ謝罪の言葉を紡ぎながら、その腕を動かすのが伝わってきた。
その仕草一つにさえ、目の前の京太郎君が嘘ではないという実感が湧き上がり、ドキドキさせられてしまう。

運転手「はい、確かに」
京太郎「ありがとうございました」
漫「んぁ…♪」

そう言葉を交わしながら、京太郎君はうちの背中にそっと手を回した。
そのままうちを抱きかかえるような姿勢になった彼はぎこちない足取りでその場を離れる。
抱き合ったまま移動するバカップルそのものなうちらの姿に暖かな視線と敵意が向けられた。
でも、それを感じながらも、うちは京太郎君から離れる気には到底なれず…彼が導くままに足を動かした。

京太郎「ふぅ…まったく…いきなり過ぎですって」

京太郎君がそう言った頃にはうちらはバスターミナル脇のベンチに腰掛けていた。
けれど、うちの腕は未だ京太郎君を離さず、その胸の中に顔を埋めている。
勿論、もうコレ以上無く、これが現実である事を理解したが、うちは未だ彼から離れる気にはなれない。
ベージュ色のコートから微かに香る京太郎君の匂いとその身体の逞しさは、強がりながらも寂しがっていたうちの心に入り込み、胸の中に強い歓喜の熱を灯す。


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